相続セミナー終了しました。

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久しぶりの更新となってしまいました。

 2月29日に鈴川コミュニティーセンターで開催した「遺言相続セミナー」ですが、無事終了することが出来ました。
 当日は8名の方にご来場頂きました。定員25名などと言っていた自分がちょっと恥ずかしいですが、参加者の方には「わかりやすかった」と言って頂けたので、自分としては満足しています。

 セミナー終了直後から、なんだかんだと時間に追われることが多くなり、ブログの更新が疎かになっていました。
 自分の確定申告や、新たな業務の勉強もしなければならないため、更新頻度は少なくなると思いますが、地道にやっていこうと思います。

やはりちょっとだけ変更

いよいよ明日に迫ったセミナーですが、ちょっとだけ変更させて下さい。

セミナーに参加頂ける方は先着25名に変更致します。

 新型コロナウイルスの件もありますので、開催する上での防護策として人数を限定することにしました。

 仮に入場制限を設けた場合、ご参加頂けなかった方には相談無料券をお渡しします。

ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

予定通り実施します。

新型コロナウイルスの影響により、全国各地でイベントが中止されています。

山形県行政書士会でも、3月に予定していた勉強会が中止となりました。

 2月29日のセミナーも中止かなと思っていたら、会場となる「鈴川コミュニティーセンター」から連絡を頂きまして、自主的な感染予防対策を行えば貸館は問題ないとのことでした。

 今回のセミナーはホームページとチラシによって公告していたので、参加希望者の方々に連絡の取りようがありません。従って予定通りセミナーを実施することにしました。

 参加者の方々には感染対策として以下の2点をお願いします。
①入口にあるアルコール消毒で手を消毒する。
②マスクをお持ちの方はセミナー中着用する。

 セミナー時間はなるべく短縮し、セミナー終了後の個別相談は事前にご予約のあった方のみとさせて頂きます。当日対応できない方々につきましては、後日無料にてご相談を承ります。

 ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

 

遺言で気を付けること

形式的注意点

 まず1点目について、自筆証書遺言において日付の記載は必須です。にもかかわらず、日付を「4月吉日」としてしまう方がいらっしゃいます。
 原則として遺言書は後から作成した方が効力を有します。そのため、作成の前後を判断する日付は遺言書において重要な記載事項です。具体的な日付を記しましょう。

 形式的注意点の2点目も自筆証書遺言についてです。自筆証書遺言の作成にあたって証人の立ち合いは求められておりません。本人1人のみで作成できます。従って、本当に本人が作成したのか、後から争いになる場合があります。
 争いになるパターンとして多いのが、「遺言書は本人以外の者が偽造したものである」というものと、「遺言書作成当時、本人は既に認知症が進行していた」という主張です。
 遺言書は間違いなく本人が自分の意思で作成したものであるということを立証するのは想像以上に困難なものです。争いの火種を残したくない方は公正証書遺言の作成をお勧めします。
 あくまで自筆証書遺言にこだわる方は、遺言書作成状況をビデオ撮影し保存したり、専門家に立会人になってもらう等の工夫が必要です。

実質的注意点

遺留分について

 遺言書に紛争を防止する機能を期待するのであれば、最も重要なポイントは相続人の遺留分への配慮です。遺留分の詳細はこちらをご覧ください。

 法律上、相続人と相続分は定められているため、相続人(となる予定の方々)は自分がどれだけ遺産をもらえるか計算しています。そこに自分の計算とは違う内容の遺言書を突き付けられると、相続人は感情的になってしまうことが多いようです。
 このような場合に、最低限の遺留分への配慮があれば、相続人としては文句は言えなくなります。相続人の遺留分には配慮しつつ、被相続人の意思を最大限実現できるようなバランスのとれた遺言書の作成が望まれます。
 万が一、遺留分を侵害する内容の遺言書を作成する場合は、付言事項でその理由を丁寧に説明しましょう。感情的対立を鎮める効果は期待できます。

その他の実質的注意点

 寄与分特別受益への配慮も紛争防止という点では重要です。
 例えば、寄与分について「被相続人の介護で大変な思いをしたのだから、相続にときに多く遺産をもらえるはずだ」と考えている相続人がいたとします。実際、寄与分が認められる相続人は受け取る遺産が多くなるのですが、寄与分の評価について問題が発生します。
 つまり、介護した本人は寄与分を大きく評価するのに対し、他の相続人は過小評価する傾向があります。この評価の差が紛争の火種となってしまいます。
 遺言書における寄与分・特別受益の記載は、客観的事情をもとに計算のプロセスを示して結論を導くと同時に、感謝の気持ち分だけちょっと上乗せするのがよいのではないでしょうか。

 

付言事項

 付言事項とは、遺言書の中でも法的効力のない部分で、いわば「お手紙」にあたる記述です。一般的には相続人に対する思いなどを記します。
 遺言書を作成する際に必要というわけではありませんが、付言事項を有効に活用することで争いを避けることが出来る場合があります。

事実上の効力

 遺言書は、財産の帰属や身分行為について結果だけを記載します。「〇〇の財産はAに相続させる」といった具合です。なぜその人に、なぜその財産を相続させるのか。「なぜ」の部分についての記載は必要とはされていません。

 一方、相続人としては、各々の事情により相続できるであろう財産に思いを巡らせます。「長男だから実家の土地建物は相続できるだろう」「介護をしてきたのは私だから、他の相続人よりは多く相続できるはずだ」といった具合です。
 ところが、実際に相続が開始したら、予想していた内容と違う遺言書が出てきてしまいます。「なぜ」そのような遺言書を残したのか、一切の説明はありません。これに納得できないため、相続人各々の事情が対立を招き争いに発展してしまいます。

 そこで、付言事項では「なぜ」の部分について記載します。法定相続分とは違う割合にする場合や、相続人の期待とは違う相続分にする場合は、その理由を付言事項で丁寧に説明します。
 仮に、その理由について相続人が完全には納得できなくても、相続人の感情的対立をコントロールする大きなブレーキになり得ます。
 また、遺留分を侵害する遺言書を作成したとしても、相続人による減殺請求を思いとどまらせる効果も期待できます。
 ただし、冒頭でも述べたように、付言事項に法的効力はありません。100%争いを防止できるわけではない点には注意が必要です。

形式的側面

 付言事項は遺言書に必須の記載事項ではありません。そこで、どのように記載しても問題ありませんが、ネガティブなことを書くのはやめましょう。「長男には苦労ばかりかけられたので遺産は渡さない」などと言う書き方は争いを助長するだけです。
 遺言書の最後はお世話になった方への感謝で締めくくりたいものです。

企業間交流会

 2月19日(水)に開催された企業間交流会に参加してきました。

 今回は隣席になったフォトグラファーの方から、遺影についてのお得な情報を頂きました。通常、出張してのポートレート撮影は最低でも3~4万円はするところですが、その方は6,000円で出張撮影してくださるとのこと。考えられない破格です。

 その方は遺影フォトグラファーになりたいようで、将来的には遺影で個展を開きたいという夢をお持ちでした。

 世の中には色んな人がいるなーと思う一方で、こちらとしては大変ありがたいお話です。施設に入居されている方の中には、一人での外出を禁止されている方も多くいらっしゃいます。出張遺影撮影はこのような方々に必要とされているサービスではないでしょうか。

 終活やエンディングノートといった言葉が浸透した現代は、自分の死後についても身内任せにせず自分で決める時代です。遺影の準備も終活のひとつとして、ご自分で選んでみてはいかがでしょう。

いよいよ一週間後

 タイトルの通りセミナーの開催が一週間後に迫りました。

 チラシも作成しあちこちでお配りしています。

 本日は、チラシを見たという方からセミナーについてのお問い合わせをいただき、セミナー終了後に個別にご相談を承ることになりました。

 セミナー当日は個別のご相談も承りますが、希望者が多い場合、お待ちいただくことになるかもしれません。可能であれば事前のご予約をお願い致します。もちろん、セミナー自体はご予約なしでお越しください。

成年後見セミナー終了しました。

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 本日は天童にある「シニアライフAtoZ天童」様で、成年後見セミナーを開催しておりました。

 施設のご利用者様を中心に、多くの方々にお越し頂きましてありがとうございました。また、施設職員の方々には準備段階から大変お世話になりました。重ねて御礼申し上げます。

 あれもこれも説明しようと欲張った結果、かえってわかりづらくなってしまったようでした。次回からの教訓にしなければいけませんね。

 セミナーでも申し上げましたが、大事な点は2つです。
 1つ目は、成年後見人選任を申し立てたら後には引けなくなります。申立ては慎重に行いましょう。
 2つ目は、1人で悩まずに専門家に相談しましょう。成年後見を扱う機関は色々あります。多くの意見に触れながら申立てを検討しましょう。 

 次回セミナーの予定は、山形市にある鈴川コミュニティセンターで「相続・遺言セミナー」です。興味のある方はぜひ足をお運びください。

成年後見セミナー

 午前中は「シニアライフAtoZ天童」様と成年後見セミナーの打合せでした。

 こちらでは以前にも遺言相続セミナーを開催させて頂き、多くの方にお越し頂きました。

 シニアライフのスタッフの皆様、セミナー開催にご尽力頂きまして誠にありがとうございます。足を運んでくださる皆様に来てよかったと思って頂けるよう精一杯がんばります。

 なお、当セミナーは一般の方の参加は自由です。シニアライフ様の関係者以外の方もぜひお立ち寄りください。

成年後見セミナー
日時:2月11日(火) 13:30~ 1時間程度
場所:シニアライフAtoZ天童1F
   天童市芳賀タウン南2-11-15
定員:30名程度
費用:無料

セミナー終了後は個別の相談も承ります。

本場の麻婆豆腐

 近所に住む友人と夕飯に行くことになり、一件目は焼鳥屋さん、二件目で伺ったのが「東龍花」さんでした。

 山形四中の目の前に出来た中華料理店ですが、オープン当初は満員御礼で、今更ながらの初訪問です。

 美味しそうな料理が並ぶメニューの中で、特に気になったのが「麻婆豆腐」でした。甘口~激辛と辛さを選べるのですが、お店の方に伺ったところ、こちらの麻婆豆腐の辛さ調節は唐辛子ではなく山椒とのことでした。

 ご存知の方も多いと思いますが、山椒を効かせた辛さというのは日本にはない辛さです。舌が「痺れる」感覚で、ヒリヒリというよりジンジンしますが、これが病み付きになります。

 東龍花さんの麻婆豆腐は山椒の効いた本場の味でした。汗が止まらなくなりますので、タオル持参で足を運んでいただければと思います。

画像は食べかけのものです。すいません。